【体験談】パニック障害と仕事|完全在宅ワーク

ベッドの上で在宅ワークをする様子 パニック障害の体験談

パニック障害を抱える方にとって行動の制限内で仕事を見つけることはとても困難です。

私がパニック障害を完全克服するまでの24年間、転職経験15回以上の経験の中から一年以上続けられた仕事は数少ないのですが、今回はその中の一つの仕事の経験をお伝えさせていただきます。

公共の場の閉鎖空間は基本NG

私はパニック障害のなかでも広場恐怖症という、すぐに逃げられない、または助けが得られそうにない状況や場所にいることに恐怖や不安を抱き、自分の意思でその状況をコントロールすることが難しい場所、例えば、電車(特に急行電車)、美容室、飲食店、エレベーター、セミナー会場や会議室など、人の多い少ないや、その空間に一緒にいる人との関係でシチュエーションによって多少差異はありますが、自宅と自分で車を運転すること以外の閉鎖的空間は、概ねダメでした。

仕事選びの基準は二択のみ

必然的に仕事を探すうえでの条件は、移動には車、且つ「自分一人で運転ができる直行直帰の仕事」か、「完全在宅ワークの仕事」の二択に絞られてしまいました。

車の運転での仕事経験もありますが、パニック障害持ちの私にとって一番働きやすかった仕事、「完全在宅ワークの体験談」をご紹介します。

オンライン面接官代行

その仕事は、「オンライン面接官代行」です。

仕事の内容は?

この仕事は、提携先の企業の求人募集に応募されてた方とその企業に代わりオンライン上で面接の代行をする仕事です。

実務内容は?

オンライン面接をされている会社はいくつかありますが、私が提携していた会社は所謂ベンチャー企業で、面接代行の他に大手求人サイトへ登録されている転職希望者様へその希望に沿った求人をサイト内でスカウトメールを送る業務もしていて、私はその業務の代行も兼ねていました。

給与は?

報酬面は、面接の代行は1面接20分くらいで400円弱で、スカウトメール送信代行は、メール送信自体の行いには報酬はつかず、メールを受け取った転職希望者様が面接を希望し、仮にその方が企業から内定を受け、更に3ヶ月間勤務された場合に報酬が発生します。

報酬額は、企業によってまちまちでしたが、担当した転職希望者様が入社された時の想定年収の3%が一番多かったと記憶してます。

成果実績は?

面接だけの報酬では時給換算にすると1,100円~1,200円で、後者の方は、個人実績になりますが、
3ヶ月のタイムラグ後、月に1件~2件の成約報酬は頂けました。

ネガティブな要素は?

スカウトメールを送ったからといって、エントリー→面接となる保証があるわけではないことと、仮に採用となった場合でも、面接後そこに至るまで企業側の選定期間があるため、報酬確定までタイムラグが発生してしまうことです。

現在の募集状況は?

私が提携していた会社は残念ながら現在求人募集をしてなかったのですが、オンライン面接代行の仕事は、数社で募集しています。

業務内容や報酬、雇用形態は当然私の情報と差異はあると思いますが、もしご興味がありましたら「完全在宅 オンライン面接代行」「在宅ワーク Web面接代行」など検索ワードで調べていただくと同種の仕事が絞られると思います。

まとめ

今回ご紹介した仕事は、パニック障害でも特に広場恐怖症の方のご参考になるかと思われます。

在宅ワークは、主にPCスキルを求められる職務内容が多いのですが、オンライン面接官の代行やスカウトメール送信代行の仕事は、最低限の文字入力ができればこなせる内容です。

パニック障害を抱えた行動制限がある中での職業選択は限られてしまいます。

在宅ワークは、パニック障害を抱えた身にとって理想の働き方ですが、多くの場合経験やスキルを求められることがあり、そもそもが狭き門であることが現実です。

今回ご紹介した経験談が一つの選択肢として参考になられたら幸いです。

参考記事:パニック障害を抱える人に向いている仕事|理解と対策を通じて成功へ

参考記事:パニック障害を発症する大きな原因となっている会社でのストレス、転職するという選択肢も考慮すべき

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