【芸能人のパニック障害】39歳でパニック障害を発症|IKKOさんの体験談 

「ikko」人物画像 パニック障害の芸能人一覧

パニック障害は『突然なんのきっかけもなく動悸、呼吸困難、吐き気などのパニック発作が起こり、これが何度も繰り返される病気』です。

パニック障害に苦しむ具体的な場面として、電車に乗っている時や会議の最中や美容院、飲食店、エレベーターの中など様々です。

また、特に理由なく急な動悸や発汗、呼吸困難、ふらつき、吐き気、冷感などの身体症状が何度も繰り返されるため、パニック障害は周囲から理解されにくい病気とされています。

パニック障害を抱える当事者は、実際に起こる発作と繰り返す予期不安の恐怖と、いつ治るか分からない先の見えない半絶望のトンネルの中で苦しんでいます。

IKKOさんのパニック障害歴

そんな辛い症状であるパニック障害ですが、芸能人にも少なからず患っている方がいます。ここからは、自身のパニック障害について告白した芸能人の体験談について紹介しましょう。

パニック障害を発症していたIKKO

IKKOさんは1962年1月20日生まれ、福岡県出身のヘアメイクアップアーティスト・タレントです。

美容室『髪結処サワイイ』で 8年間修業の後、ヘアメイ クアップアーティストを目指して独立し、現在では数々の雑誌の表紙をはじめ、テレビCM、舞台等のヘアメイクを担当しています。

『どんだけぇ~!』のフレーズを聞いたことがある方も多いでしょう。

そんな明るく華やかな印象のあるIKKOさんですが、実は長年パニック障害に苦しんできたことを明らかにしています。

39歳のとき突然パニック障害に

IKKOさんは39歳の時に突然パニック障害を発症しました。

その当時、IKKOさんはヘアメイクの個人事務所『アトリエIKKO』を経営していましたが、その日の仕事を終えた後に急に後頭部に強い張りを感じたそうです。

その後、病院に向かう途中で渋滞にはまったことでパニック状態に。検査では血圧は200を超え、脈拍も上がる一方だったため、1週間ほど入院しました。この時点でかなり辛い症状であることが感じられますね。
 
しかし、本当の地獄は退院した後でした。IKKOさんは退院後、電話の呼び鈴が鳴ると発作が起き、ホテルの2階以上へも行けなくなってしまいました。

特に雨の日の高速道路はきつかったらしく、めまいがして息ができず、舌がしびれ関節に力が入らなくなったそうです。これらの話をきくと、IKKOさんのパニック障害の症状はかなり重いものだったことが伺えます。

パニック障害になった原因

IKKOさんは39歳の時にパニック障害を発症した原因として、以下のように自己分析しています。
 
IKKO『振り返ってみれば、発症当時の私は経営者として自分の理想を追い求めながらも、うまくいかない現実に絶望感を感じやすくなっていました。

育てた弟子たちが卒業しては、新しい弟子が入ってくるサイクルが続くなか、せっかく自分の理想の現場が出来上がったと思ったのにまた一から作りあげなくちゃいけないわって徐々に苦しくなっていたんです。

そのときは、新たな指導能力を養う良い機会であり、経営者として訓練をさせられているんだって前向きに考えられなかったの。そうしたことが積もり積もって、色んなバランスが崩れてパニック障害になってしまったんだと思います。』
 
経営者としての重責や、完璧を求める姿勢が知らず知らずのうちに、自身を追い詰めてしまっていたようです。

IKKO流!パニック障害への対処法

そんな辛いパニック障害を抱えているIKKOさんですが、症状が起きた際の対処法について紹介してくれています。それは

  • 少し体調が悪いと思ったら外に出て深呼吸をすること
  • 家の照明はダウンライトにして、落ち着ける空間にすること
  • 肩こりをほぐし血流をよくすること

だそうです。IKKOさんはパニック障害とうまく付き合っていくには『自分はどんな環境であれば安心できるか』を把握して、自分なりの対処法を編み出すことが大切だと話しました。

パニック障害に苦しむ方へのメッセージ

IKKOさんは同じパニック障害で苦しむ方に、以下のようなメッセージを送っています。
 
IKKO『いま心も体もギリギリのところにいる人は、頑張ろうとしなくていいんです。私がパニック障害になった際、パートナーと一緒にいるときと韓国ドラマを観ている時間は気持ちが楽になって、発作が治まっていました。

そんなふうに、少しでも幸せを感じられる瞬間があればその瞬間を大切に過ごしてほしいと思います。例えば、ご飯を食べている時間が幸せだって感じられるのであれば、太ってもいいから幸せに感じる瞬間を優先させてほしいですね。』

現在の状況

IKKOさんは現在パニック障害の症状が改善してきているそうですが、今でも体調によって症状に苦しむことがあるそうです。薬も頻繁には飲まないそうですが、いざという時のお守りにしていると語りました。

まとめ

いかがでしたか。パニック障害は、IKKOさんのように30代・40代から突然発症する方もいます。

長年のストレスや無理が原因の場合もあるため、そういった方は焦らずに治療を受けてみてください。本記事が現在パニック障害に悩まされている皆様の参考になれば幸いです。

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