芸能人のパニック障害体験談「島田紳助」さん

パニック障害は決して珍しい障害ではなく、非常に身近な障害であるという認識が広まりつつありますよね。

ネットで容易に情報を入手できるようになったこともありますが、芸能人や俳優、アーティストといった有名な方が公表するケースが増えたことも大きな要因だといえるでしょう。

令和の現在は引退し一般人として暮らしている「島田紳助さん」もそんなパニック障害を公表している人の1人です。

この記事では、そんな「島田紳助さんのパニック障害体験談」について解説していきたいと思います。

島田紳助さんの経歴

生年月日：1956年3月24日

出身地：京都府京都市

所属：無所属（2011年まで吉本興業所属）

19977年に漫才コンビの「島田紳助・松本竜介」を結成し1985年まで漫才師として活動していました。

その後ソロ芸人として芸能界で活躍。

このように様々な番組でMCを務め、吉本工業で明石家さんま氏やダウンタウンと並ぶ看板芸人として活動を続けていました。

漫才で最も大きな賞レースとなった「M-1グランプリ」を立ち上げた人物としても広く知られています。

しかし、2011年に暴力団関係者との関りがスクープされ、芸能界を引退することとなりました。

引退後は交流のあった芸能人たちと連絡を取り合いながら沖縄で暮らしていましたが、「世界を旅したい」といった夢を持っているようです。

現在は沖縄（石垣島）の自宅は引き払っていて、ハワイに移住しているともされています。

お笑い界のトップに上り詰めた島田紳助さんですが、長嶋一茂さんがパニック障害を番組で告白した際に「俺もそうや」と公表したのです。

大人気であるがゆえに大きなプレッシャーがのしかかり、ある時は収録が怖くなりスタジオから帰宅してしまったこともあるそうです。

自宅では部屋を暗くしてしゃがみ込み、長時間悩んでいたことも公表しています。

この番組は2009年であり、「本番前に必ず薬を飲んでいる」と公表していたため、かなり前からパニック障害を患っていたようです。

楽観的な思考ではなく、心配性な人や深く考えるタイプの人、はたまた責任感が強いタイプの人はパニック障害になりやすいとされています。

テレビで活躍されていたころの島田紳助さんを見る限り、このいずれにも該当しているように感じます。

きっかけは名言していませんでしたが、相当大きなプレッシャーと自身の性格がパニック障害の要因となったのではないでしょうか。

島田紳助さんがパニック障害を克服下かどうかはわかりません。

すでに芸能界を引退しているため、その後の改善具合などは知る由もないからです。

「老後に必要なのはお金と仲間と筋肉」と考えているようで、トレーニングが日課となっているようです。

4年前にmisonoさんのYouTubeチャンネルに出演した際には、テレビ時代とは異なり柔らかい表情となっていました。

おそらく大きなプレッシャーから解放され、パニック障害の症状も改善もしくは軽減されているのではないでしょうか。

misonoさんのYouTubeチャンネルに出演した際、それほどお長い時間出演したわけでもありませんでしたが、いくつもmisonoさんを笑わせていました。

その話術はまったく錆びておらず、すぐにでもTVで活躍できそうなほどでした。

本人はTV業界への復帰は否定していますが、レギュラー番組でなくても特番などでの復帰を心待ちにしているファンも多いはずです。

うつ病や統合失調症、適応障害などでも同じことがいえますが、精神障害を患っている人=精神的に弱い人といったイメージを持つ人が多いですよね。

しかし、今回ピックアップした島田紳助さんなど公表している有名人の皆さんを見てみると、決して精神的に弱いわけではないことが分かります。

前述した通り、心配性な人や深く考えるタイプの人、はたまた責任感が強いタイプといったなかなか楽観的に考えられない真面目な人が患うことが多いわけです。

パニック障害の原因は正式には解明されていませんが、大きなストレスが関連していることは確かでしょう。

もしも自身がパニック障害などの精神疾患に陥りやすいタイプだと自覚しているならば、ぜひストレスを遠ざける工夫を積極的に行うようにしましょう。

今回は、「島田紳助さんのパニック障害体験談」について解説してきました。

長年TV業界の主役であり続けた島田紳助さんは、パニック障害を抑えるために薬を服用しながらTV番組に出演していたようです。

引退せずに今も現役で働いていたならば、もしかしたらストレスからパニック障害の症状も強まっていたかもしれませんね。

芸能界を引退した後、悠々自適な生活を送っていることからも、おそらく現在はパニック障害の症状は治まっているのではないでしょうか。