芸能人のパニック障害体験談 アンジェリーナ・ジョリー

『トゥームレイダー』や『Mr. & Mrs. スミス』『ソルト』『17歳のカルテ』『ボーン・コレクター』などの代表作がある世界的女優のアンジェリーナ・ジョリーさんですが、意外にも過去にパニック障害を患っていたそうです。

圧倒的美貌や演技力、経済力など数多くの物を得ているにもかかわらず、いったいなぜ彼女はパニック障害になってしまったのでしょうか？

過去には同じく世界的俳優であるブラッド・ピットさんと結婚していた経歴もありますがそうしたことも関係しているのでしょうか？

この記事では、そんな「アンジェリーナ・ジョリーさんのパニック障害の過去」について解説していきたいと思います。

アンジェリーナ・ジョリーさんの経歴

洋画に詳しくない人でも名前を知っている可能性が高いほどその知名度が高いアンジェリーナ・ジョリーさんですが、具体的にそのキャリアを振り返ってみましょう。

生年月日：1975年6月4日生まれ

出身：アメリカ合衆国カリフォルニア州

身長：169㎝

過去の配偶者：ジョニー・リー・ミラー（1996年 – 1999年）、ビリー・ボブ・ソーントン（2000年 – 2003年）、ブラッド・ピット（2014年 – 2016年）

父親が俳優、母親が女優という家庭で育ったアンジェリーナ・ジョリーさんは、母とよく行った映画館での上映作品を通じて演技に興味を持ち、1982年（当時7歳）には父親の主演作『大狂乱』に出演しデビューを飾ります。

ちなみに父親と母親はすぐに別居しており、アンジェリーナ・ジョリーさんは「演技に興味を持ったことは父親の影響ではない」と公言しています。

リー・ストラスバーグ演劇学校に入学してからは、2年間ほど演技の勉強をし、実際にいくつかの舞台作品にも出演しています。

ミュージックビデオや学生映画への出演などを経て、1993年（当時18歳）に映画への出演をします。

1995年には『サイバーネット』に主演として出演し徐々に女優として頭角を現していきます。

1998年に放送されたテレビ映画『ジーア/悲劇のスーパーモデル』で一気に賞レースにノミネートされる存在となり、1999年に出演した『17歳のカルテ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したのです。

その後も数々の話題作品に出演し、世界的女優として活躍を続けています。

前述した通り世界的な成功を収めたアンジェリーナ・ジョリーさんですが、10代から20代前半の時期に鬱状態となっていたそうです。

自殺願望のある鬱を患っていました。

両親の離婚によってパニック障害を患ったことも明らかになっています。

この頃のアンジェリーナ・ジョリーさんは非常に痩せ細っていて、他の生徒からからかわれることも多かったようです。

さらに、眼鏡をかけて歯の矯正をしていたこともその要因の1つとなっていたようです。

自傷行為によって自らの「生」を感じていたと振り返っています。

さらに、PTSDも患っていました。

過去のトラウマと似たような状況に陥ると、パニック発作を起こしてしまうのです。

「自分が壊れていると感じてしまった。自分に何ができるのかが分からなくなり、愛する人たちを守り切れないと不安になる感覚にもなった」と述べています。

女優としても2021年には、映画『Eternals』でPTSDのような精神疾患を患っているセナ役を演じています。

アンジェリーナ・ジョリーは、公開後「この映画を通して精神疾患について議論したかった」とも述べています。

ちなみにアカデミー賞助演女優賞を受賞した『17歳のカルテ』でも、精神病棟に入院する患者役をこなしています。

また、過去にブラッド・ピットとの結婚生活中にDVを受けていた過去もわかっています。

食事も喉を通らないほど精神的にダメージを負ったそうですが、親権争いが長年続きながらも2019年にようやく離婚が成立したのです。

長年精神疾患を患っていたアンジェリーナ・ジョリーさんですが、いったいどのようにして克服したのでしょうか？

その答えは「仕事」にありました。

プライベートを充実させたり、休養を多くとるといった方法ではなく、「ハリウッド女優」という仕事にすべての力を注ぎこみ、熱中したことにより、自然と精神疾患から抜け出せたそうです。

休養ではなく仕事によって精神疾患を克服するとは、まさに驚きですよね。

強い女性の象徴ともいえるアンジェリーナ・ジョリーならではの克服方法であるといえるでしょう。

今回は、「アンジェリーナ・ジョリーさんのパニック障害の過去」について解説してきました。

富と世界的な名声を手にしたアンジェリーナ・ジョリーさんですが、様々な精神疾患を患うなど長年苦しんでいたようです。

ハリウッド女優の仕事を没頭することで克服したというエピソードも、「さすがアンジー」と思わせますよね。

今後も数多くの名作に出演するはずなので、その活躍を期待しましょう。