パニック障害って遺伝するの?|考えれれる要因とは

「DNA]文字画像 コラム

パニック障害は突然の恐怖や不安感が襲い、日常生活に影響を及ぼす疾患です。

パニック障害になってしまう原因は多岐にわたりますが、この病には遺伝的要因はあるのでしょうか?

本記事では、パニック障害と遺伝の関連する可能性についてご紹介します。

パニック障害の原因

パニック障害の原因は、大きく分けて環境的要因、心理的要因、そして遺伝的要因の3つが考えられると言われています。

それぞれの要因についてかんたんに解説していきます。

環境的要因

ストレスの多い環境や、過去のトラウマ体験などの環境的要因もパニック障害の発症に影響を与えます。

これらの環境的要因は、遺伝的にパニック障害の発症リスクが高い人々にとって、発症を引き起こすトリガーとなる可能性があります。

その要因例として以下のようなことがあげられます。

ストレスの多い環境

ストレスは、パニック障害の発症に大きな影響を与えます。

特に長期間にわたるストレスや、一度に大量のストレスがかかる環境はパニック障害を引き起こす可能性があります。

これはストレスが自律神経を過剰に刺激し、パニック発作を引き起こす可能性があるからと考えられています。

トラウマ体験

トラウマ体験もまた、パニック障害の発症に影響を与える重要な要素です。

身体的または精神的な虐待、大きな事故や災害などの恐怖体験などが含まれます。

これらの体験は強い恐怖や不安を引き起こし、それがパニック障害の発症につながる可能性があります。

生活環境の変化

生活環境の大きな変化も、パニック障害の発症に影響を与える可能性があります。

たとえば転職や転校、結婚や離婚、出産や育児など、生活のリズムや環境が大きく変わる出来事が含まれます。

私も結婚式の1ヶ月前にパニック障害を発症しましたが、生活環境の変化によってストレスを引き起こし、それがパニック障害の発症につながる可能性があります。

心理的要因

パニック障害の発症には環境的要因と同様に、心理的要因も関わりがあります。

特に、個々の心理的特性や性格がパニック障害の発症に影響を与える可能性があります。

過度に心配性の人

過度に心配性の人は、日常生活のさまざまな状況に対して過剰な不安を感じやすく、パニック障害を発症しやすいとされています。

多くの人が意に介さないような状況でも、危険や脅威を感じやすく、その感情がパニック発作を引き起こす可能性があります。

自己評価が低い人

自己評価が低い人もまた、パニック障害を発症しやすいとされています。

自己評価が低いと、自分自身に対する信頼感が低下し、それが不安感を増大させる可能性があります。

また、自己評価が低い人は自分自身の能力を過小評価してしまい、ストレスや不安を引き起こす可能性があります。

完璧主義の人

完璧主義の人は自分自身に対して非常に高い基準を設け、それに達しないと自己否定的な感情を抱きやすいです。

このような性格傾向は、ストレスや不安を増大させパニック障害の発症につながる可能性があります。

遺伝的要因

そしてパニック障害は遺伝的要因も関与しているといわれています。

親族にパニック障害を患っている方がいるケースでは、発症率が10倍ほど高いというデータもあります。

ここからは、遺伝的要因についてもう少し詳しくみていきましょう。

パニック障害と遺伝の関連性: 科学的視点

パニック障害の発症に関与する要因として、遺伝的要因が注目されています。

特に、COMT(カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ)遺伝子とTPH2(トリプトファンヒドロキシラーゼ2)遺伝子が、パニック障害の発症に影響を及ぼす可能性があると考えられています。

COMT遺伝子とパニック障害

COMT遺伝子は、神経伝達物質であるドーパミンの分解を担当しています。

ドーパミンは私たちの感情や動き、報酬系などに関与しておりバランスが崩れると精神的な問題を引き起こす可能性があります。

COMT遺伝子の異常によりドーパミンの分解が適切に行われないと、ドーパミンの過剰な蓄積が起こり、パニック障害の一因となると考えられています。

TPH2遺伝子とパニック障害

一方、TPH2遺伝子は、セロトニンという神経伝達物質の生産を制御しています。

セロトニンは、私たちの気分や社会的行動、食欲などに影響を与える幸せホルモンともいわれ、レベルが低下すると抑うつ症状や不安症状を引き起こす可能性があります。

TPH2遺伝子の異常によりセロトニンの生産が適切に行われないと、セロトニンの不足が生じ、パニック障害の一因となると考えられています。

これらの遺伝子の異常がパニック障害の発症にどの程度関与しているのか、また、どのようなメカニズムで影響を及ぼしているのかについては、現在も研究が進行中です。

まとめ

パニック障害と遺伝の関連性については、現時点では完全には明らかにされていません。

しかし、遺伝的要素がパニック障害の発症に一定の影響を与えることは確認されており、この知見は新たな治療法の開発に寄与する可能性があります。

今後の研究が進展することで、パニック障害と遺伝の関連性についての理解が深まり、それがパニック障害の治療法の進化や改良に繋がることが期待されています。

《お薦めサプリメント》
幸せホルモンである「セロトニン」不足を補う植物由来成分サプリメント

参考記事:パニック障害になりやすい人の特徴と対処法

運営者プロフィール

コメント

タイトルとURLをコピーしました