パニック障害で働けない場合の支援

悩んでいる男性の頭上に不安の文字が浮かんでいる コラム

日本にはパニック障害を患っている人が非常に多く存在します。

予期不安や広場恐怖、パニック発作などの症状があるため、一般的な会社で働くことがなかなか難しいという人も非常に多いのです。

それでも生活のために働き続けている人もいますが、「いつまでこの仕事を続けられるのだろうか」という大きな不安を抱えながら暮らさなければなりません。

そうした不安を抱えている人たちに対する国や自治体による就労支援などはあるのでしょうか?

この記事では、そんな「パニック障害で働けない場合の支援」について解説していきたいと思います。

なぜパニック障害を患うと働くことが難しいと感じてしまうのか

パニック障害の症状の強さによっても違いますが、総じてパニック障害を患っている人たちは一般社会で働くことが難しくなります。

その理由をいくつか挙げていきましょう。

理由①パニック発作を起こしてしまうから

「パニック発作」になると、生命の危機を感じるほどの呼吸困難や不安感を感じてしまいます。

ほとんどの場合は命を落とすまではいきませんが、非常に苦しい状況が10分以上続くことも多いのです。

パニック発作が起こりそうになる前兆は把握できるものの、仕事によっては早急にその場を離れることができないケースもあります。

実際に発作が起きてしまえば、周囲に気を使い症状を抑えながら働くことは困難となり、作業を一時中断することになるのはもちろん周囲の人に心配と迷惑をかけてしまう可能性が高くなります。

理由②予期不安を感じるから

「予期不安」とは、「また発作が起きるのではないか」といった不安感を感じてしまうことです。

会議中や作業中、移動中などに予期不安を感じてしまうと、仕事に集中することが困難となります。

ごくまれに起こるくらいであればなんとか仕事をしながらでも対処可能ですが、一定以上の頻度で予期不安を感じるようになってしまうとかなり働くことが困難となるはずです。

理由③広場恐怖を感じるから

「広場恐怖」とは、混雑している場所や公共機関などの場所に恐怖感を覚えてしまうものです。

混み合う電車やバス、エレベーターといった場所や、会議室などで起こる可能性が高まります。

その状況下で我慢をしてしまうと、パニック発作を起こす可能性が非常に高まります。

「パニック発作を起こして恥をかいてしまうかも」といった不安感が生じることも、働きにくくなってしまう大きな原因となります。

パニック障害で働けない場合の支援

実際にパニック障害を患ったことによって退職や休職を余儀なくされる人は数多く存在します。

生活のためには働かなければならないということは自覚しながらも、前述した様々な症状が起きるため、なかなか働き続けることができないのです。

それでは、もしもそうした状況に陥ったとしたならば、諦めることしかできないのでしょうか?

答えは「否」です。

パニック障害を患っていたとしても、支援制度を利用して働くことが可能となっています。

①ハローワーク

「ハローワーク」では、一般の人だけでなく、パニック障害を含む多くの障害を抱えた人たちの転職支援も行っています。

障害を持った人でも働ける企業の求人を多く扱っていますし、専門の職員がカウンセリングや相談も実施しています。

②就労移行支援

「就労移行支援」は、障害を持つ人の就職をサポートする障害福祉サービスで、通所型となります。

  • 健康管理の力を身につけることができる
  • 障害との上手な向き合い方を学べる
  • スキルアップ研修が受けられる
  • 就職サポートを受けられる
  • 転職後の相談も受け付けている

幅広い転職先を保有しているため、自身の障害に合った企業への就職をサポートしてくれます。

全国に約3,300ヶ所もあるため、自宅から通える範囲内に高い確率で就労移行支援事業所があるはずです。

参考:就労移行支援のCocorport

③転職エージェント

パニック障害を患っている状態では、仕事中に発作や広場恐怖、予期不安などが起こり支障をきたす可能性がありますよね。

特に逃げられない環境下で行われる仕事は、パニック障害者にとっては厳しい環境下であるといえます。

しかし、すべての仕事がそうした環境下ではないのも確かです。

仕事内容が定型的であったり、自分のペースで行えたりすれば、発作などが起こりにくいといえます。

さらに、近年では在宅で行える仕事も増えています。

開発職や事務職、研究職などの仕事は、パニック障害者に向いている仕事だといえるでしょう。

転職エージェントに登録し、そうした職種で求人を出している企業へ転職することで、上手に障害を付き合いながら働き続けることも可能となるはずです。

まとめ

今回は、「パニック障害で働けない場合の支援」について解説してきました。

仕事中にパニック発作や広場恐怖、予期不安などを複数回起きてしまった経験があると、「もうここでは働けないかも」と不安になりますよね。

無理をして働き続けてしまうと、実際に発作が起きてしまう可能性が高まりますし、うつ病などを併発する確率も上がります。

ぜひ無理をせず、ここで挙げた支援制度を利用しながら自分に合った仕事を探してみてはいかがでしょうか?

《パニック障害歴24年 完全克服した運営者プロフィール》

コメント

タイトルとURLをコピーしました