いつでも元気でテンション高く人と接する俳優のユースケ・サンタマリアさんは、精神障害とは無縁のような印象を受けますよね。
しかし、実際には過去にうつ病を患っていて、「パニック障害予備軍」だったのです。
なかなか周囲に理解されないうつ病やパニック障害を抱えながら暮らしていくのは、とても辛いことです。
この記事では、そんな「ユースケ・サンタマリアさんの精神疾患の過去」について解説していきたいと思います。
ユースケ・サンタマリアさんの芸能歴
生年月日:1971年3月12日
本名:中山裕介
出身地:大分県大分市
身長:173㎝
血液型:B型
ユースケ・サンタマリアさんは、ラテンロックバンド「BINGO BONGO」のボーカル&MCとしてデビューします。
俳優業では、『踊る大捜査線』で一気に知名度を上げ、そのトークの面白さからタレントとしても人気を上昇させました。
1998年からは当時人気絶頂だった元SMAPのメンバーである演していた草彅剛さんと人気番組『ぷっすま』に出演します。
俳優としても『踊る大捜査線』の他にも『眠れる森』や『アルジャーノンに花束を』大河ドラマ『麒麟がくる』、映画『20世紀少年』など、実に多くの話題作品に出演しています。
2005年には、『踊る大捜査線』のスピンオフ映画『交渉人 真下正義』に主演しましたが、この映画は興行収入42億円の大ヒットとなりました。
2023年も活躍していて、9月29日に公開された『沈黙の艦隊』にも出演しています。
また、舞台にも積極的に出演していて、2023年11月11日から始まる舞台『OUT OF ORDER』にも出演予定となっています。
うつ病を発症したタイミング
ユースケ・サンタマリアさんがうつ病を発症したのは、「32歳(2003年)ころから」だそうです。
体調不良が続き、食欲も湧かない時期が長く続いたそうです。
「なにかの病気かもしれない」
そう思ったユースケさんは、病院で検査をしてもらったものの、そこでは疾患は見つかりませんでした。
そうした状態が続いたこともあり、ユースケさんの体重はみるみる落ちてしまい、頬もこけていきました。
パニック障害だとその後判明したわけですが、およそ8年間もうつ病を患ったのです。
うつ病になってしまった原因は、やはり「仕事のストレス」です。
芸能界の仕事は非常にプレッシャーも大きく、将来も不安定ですから、ユースケさんも大きな不安を抱えながら仕事をしていたのでしょう。
ユースケさんは、「一般人なのになぜ自分は芸能界にいるんだ」といったような不安を抱えていたそうです。
そしてこの時、「パニック障害予備軍」になったとも明かしています。
ユースケさんは2004年に2歳年上の一般女性と結婚しましたが、2008年ころからは別居し一人暮らしをしていたそうです。
2018年に離婚をされていますが、結婚生活や別居生活においての悩みもうつ病やパニック障害予備軍の要因となってしまっていたのかもしれません。
ユースケ・サンタマリアさんが苦しんだ主な症状とは
ユースケ・サンタマリアさんの場合は、パニック障害ではなくうつ病を患ったということもあり、発作などの症状はありませんでした。
ただし、うつ病を8年間も患っていたためその間は常に気分が落ち込んだ状態が続いていたようです。
- 自宅で寝ている時間が多くなった
- 下痢が8ヶ月間続いた
- 食欲不振が続いた
このように、うつ病特有の「気分の落ち込み」の症状が強く出ていたみたいですね。
不眠や頭痛、などの症状が現れることもありますが、ユースケさんの場合には消化器系に影響が出てしまったようです。
辛い時期から抜け出せたきっかけ
うつ病に苦しんでいたユースケさんを支えようと芸能界関係の先輩後輩が善意で食事に誘って来ることも多かったようですが、食事が喉を通らないユースケさんはそれらの誘いに乗れませんでした。
そしてその状態から抜け出すきっかけとなったのが、「発想の転換」です。
「体調が悪いなら悪いって正直に言おう」
「体調が優れなかったら途中で帰らせてもらおう」といった気持ちになれたことで、いつしか気分が楽になっていったそうです。
ポジティブな意味で「頑張るのをあきらめた」ことで、8年にも及ぶうつ病から抜け出すことに成功したのです。
まとめ
今回は、「ユースケ・サンタマリアさんの精神疾患の過去」について解説してきました。
若くして成功し、順風満帆な人生を送っているように思われていたユースケ・サンタマリアさんは、ここで挙げたようにうつ病を8年間患いパニック障害予備軍だったこともあるのです。
現在はうつ病からも抜け出し、精力的に活動も続けています。
2024年の大河ドラマ『光る君へ』にも出演予定となっていて、今後ますます俳優として活躍が期待されています。
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