パニック障害と色の関係とは?生活の中の「色」にもこだわるという選択肢

色見本カード コラム

「色」にはそれぞれ様々な効果があることは広く知られていますが、その知識を暮らしに活用することで「パニック障害」を患っている人にも好影響を与えられる可能性があります。

突然耐えられないような息苦しさや震え、めまいなどを起こすパニック発作を起こしてしまう人は数多く存在しています。

当然ながら、治療薬や運動療法などでしっかりと治療を行っていくべきですが、それ以外にもポジティブな効果が得られる可能性があるならば実践してみるのも悪くないといえるでしょう。

この記事では、そんな「パニック障害と色の関係」について解説していきたいと思います。

パニック障害は解明されていない部分も多いがストレスを溜めない生活が重要

年々医学は進歩していて、外科や内科以外の精神科などについても日々新しい知識が誕生しています。

しかし、パニック障害についてはまだ詳しい原因は究明されていないのが現実です。

今後原因が究明され、効果の高い治療法などが確立される可能性はありますが、残念ながら今すぐにそれが現実になる可能性は低いといえるでしょう。

現時点では、抗うつ剤や抗不安薬といった薬物療法や運動療法、カウンセリングなどの精神療法などを行っていく必要があります。

そして、原因は究明されていませんが、「ストレス」がパニック障害にネガティブな影響を与えている可能性は高いと判断できます。

そのため、なるべく日々の生活でストレスを溜めない工夫をしていくべきだといえるでしょう。

パニック障害を患っている人が「色」を使い分けた生活をする選択肢

「色」に関しては、人それぞれ「好きな色」があったりしますよね。

カーテンや家具家電、車、洋服、靴、スマホカバーなど、自分好みの色を選びがちです。

しかし、パニック障害を患っている人は、リラックスできる「色」を積極的に取り入れる選択肢もおすすめです。

リラックスするためには、「副交感神経」を優位にする必要があります。

実際にどのような色が該当するのか具体的に挙げていきましょう。

交感神経を優位にする色

まずは交感神経を優位にする色を挙げていきましょう。

最も効果的なのが、「赤」です。

「情熱の赤」という言葉があるように、赤は気分を高揚させる効果が期待できます。

また、「黄色」も交感神経を優位にさせる色として知られています。

副交感神経を優位にする色

それでは、リラックス効果を得ることができる色を挙げていきましょう。

代表的な色としては、「緑」が挙げられます。

森や林、山など自然の緑が豊富な場所では、ストレスが軽減される効果が証明されています。

また、「青」に関しても集中力をUPさせる効果と共に精神的に落ち着かせる効果が期待できますし、「茶色」に関しても心身をリラックスさせることが可能です。

これらを踏まえると、やはり「自然の中」は「木々の緑、空の青、土の茶色」が主な色となっているため最高にリラックスできる環境であることが分かります。

紫は不安を高めてしまう可能性があるため要注意

紫色が好きな人は、部屋や着ている服などにも紫を取り入れている可能性もありますが、パニック障害の患っている場合にはあまり推奨できないといえます。

なぜならば、紫は「不安やストレスを蓄積させる色」とされているからです。

寝室の照明を暖色系に変えることで副交感神経を優位にできる

前述した色による特性を踏まえ、部屋の中の家具やカーテン、寝具、食器、パジャマ、外出用の洋服などの色を選ぶことができれば、何も気にせず暮らしているよりもリラックスした精神状態でいられる時間が長くなるはずです。

そして、よりリラックスするためには、「寝室の照明」にもこだわりたいところです。

もしも寝る直前まで白色系の蛍光灯の下で過ごしているという人は、「暖色系の照明」を活用するようにしましょう。

暖色系の照明は作業系に向かないので、就寝1時間前までは白色系の照明を使います。

入浴後リラックスタイムを過ごし就寝時間の1時間前になったならば、暖色系の照明をONにします。

暖色系の明かりは副交感神経を優位にしてくれるため、リラックス状態になりやすく入眠効果を高めてくれるはずです。

パニック障害の改善に向けた大きな影響となるわけではありませんが、ストレスを溜めず体の機能を正常に保つことができるようになるため、パニック発作を起こさせないためにポジティブな影響をもたらすはずです。

まとめ

今回は、「パニック障害と色の関係」について解説してきました。

普段から「色」に囲まれて生活している我々人間ですが、精神的に及ぼす影響を考慮しながら色を選択することはあまりありませんよね。

しかし、もしも自身や身近な人がパニック障害を患い時折起きる発作に苦しんでいるならば、薬物療法や運動療法、精神療法などと併せて「ストレスを感じにくい色」を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

それだけでパニック障害が一気に治ることはありませんが、きっとポジティブな影響をもたらしてくれるはずですよ。

参考記事:原因の分かっていない「パニック障害」は「ストレスを溜めない暮らし」で予防する

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