パニック発作が起こった際に掛けられると安心する言葉

「パニック障害」文字 人形が考えている コラム

近年では一昔前よりも精神疾患に対する理解が深まっていて、仕事や暮らしがしやすくなってきています。

しかし、それでもやはり発作症状が起こってしまうことはあります。

そんな時、周囲の人は傍に寄り添いながらどのような言葉を掛けるべきなのでしょうか?

この記事では、そんな「パニック発作が起こった際に掛けられると安心する言葉」について解説していきたいと思います。

パニック障害を患うと日常生活でも大きな影響が出る

ストレスが原因となり自律神経が乱れることで、動機やめまいが起きることがあります。

この動機やめまいの症状が強くなる症状が続くことで「パニック障害」と診断されます。

・動悸や発汗、震え吐き気、めまいといった身体のパニック発作

・逃げられない状況(電車の中などの公共の場)で強い不安を感じる「広場恐怖」

・「また発作を起こすのではないか」という恐怖を感じてしまう「予期不安」

なるべく大勢の人のいる場所に出ていかない予防や、漢方薬、治療薬の服用などで症状軽減を目指しますが、それでも何かのきっかけでパニック発作が起こってしまうものです。

一度発作が起きてしまうと、日常生活にも支障をきたしてしまいます。

パニック発作が起こった際に掛けられると安心する言葉

もしも自分の家族や友人、同僚にパニック障害を患っている人がいるならば、発作が起こった際に掛けるべき言葉をいくつか覚えておくと良いでしょう。

例えば自身がパニック障害であったとしても、周囲の人が同じ障害を患っていないとも限りません。

周囲の人が発作を起こした際に素早く声掛けできるようにしましょう。

①「大丈夫、すぐに落ち着くよ」

まずは発作を起こした人に寄り添い、手を握りましょう。

その後、背中をさすりながら「大丈夫だよ」「すぐに落ち着くからね」と優しく声掛けをします。

たったこれだけの行動と声掛けだけでも、発作の悪化を防ぎ症状を緩和させていけるのです。

NGな方法としては、手を握ったり背中をさすったりせずに「大丈夫だよ」と言ってしまうことです。

身体を接近させ、密着した状態で優しく声掛けすることで、「何かあっても私がいるから大丈夫」と安心させられるのです。

②「深呼吸してみようか」

前述した①と同じように身体を密着させた状態で、「深呼吸してみようか」と促します。

椅子があれば腰掛けさせ、若干前かがみになるような姿勢になると呼吸がしやすくなります。

もしも椅子がなければ、両手を膝についた状態や壁に手をついた状態がベストです。

「ゆっくり息を吸ってみよう」と声掛けし、「1.2.3」と鼻から息を吸わせます。

その後、口をすぼめてさらにゆっくり「1.2.3.4.5.6」と吸う時の倍の時間をかけて吐かせます。

何度か繰り返すうちに、次第に発作が収まっていくはずです。

発作が出ると、本人はこの当たり前の対処法ができなくなってしまうので、傍に寄り添い「深呼吸してみようか」と声を掛けましょう。

③「あれ見て」

パニック発作を起こした場合、辛さに集中してしまう傾向があるため、意識を他に向けることが有効だと言われています。

しかし、本人が意図的に他に意識を向けることは困難であるため、傍にいる人が「あれ見て」と他の物を意識を向けさせるのです。

すぐに行うのではなく、①や②を先に行った後が理想です。

「あれ」はなんでもOKです。

とにかく意識を発作の起きた状態から外に向けることが重要なのです。

発作が起きた時に絶対に掛けてはいけない言葉

①、②、③の言葉を覚えておけば、パニック障害を持つ家族や友人、同僚などが発作を起こしたとしても冷静に対処できるはずです。

決して下記のような心をえぐるような言葉を掛けないようにしましょう。

・「また発作?」

・「恥ずかしいから勘弁してよ」

・「甘えてるだけじゃない?」

・「世の中もっと大変な人はたくさんいるよ」

・「元気出しなよ」

・「そんなんじゃこれから社会で働いていけないよ?」

このような言葉を掛けてしまうと、より症状を悪化させてしまいます。

パニック障害を患っている人は、「周囲の人に迷惑をかけてしまう」といった心理になっていることが多く、迷惑している態度を取ったり言動を出したりすることで、さらに精神的に追い込んでしまうのです。

そのため、上記のような言葉は掛けずに①、②、③のような言葉を優先的に使うようにしましょう。

まとめ

今回は、「パニック発作が起こった際に掛けられると安心する言葉」について解説してきました。

パニック障害は、日常生活にも大きな影響を与えます。

しかし、周囲にいる人がその症状を理解し適切に声掛けできれば、症状は決して重くはならないでしょう。

周囲にパニック障害を患う人がいる場合は、ぜひこれらの声掛けを覚えておくことが緊急時の一つの対応になるのではないでしょうか。

参考記事:パニック障害の人への避けるべき表現と配慮深いコミュニケーション

運営者プロフィール

コメント

タイトルとURLをコピーしました